10月12日から26日までの帰国中にも、沢山の人達を施術することができた。
その殆どがとても複雑なコンディションを持っている人達だったのだが、中でも最も深刻な状態にあったのは、64歳の男性T氏だった。
T氏は最初に食道癌が発覚したのだが、その後脳への移転が認められ、手術と抗癌剤治療が行われた。しかしながらどちらも癌の猛威を抑える事はできていなく、私が会った時点で体重は25kgも減り、医者達も匙を投げた状態であったし、奥さんや本人もあきらめつつあるのは私の目にも明らかだった。
まず、私はT氏に癌との闘いに関して私ができる事を説明した。そして同時に医者が言う事を盲目的に信じる必要はない、と話した。医者達の限界が、あなたの限界ではないのだから、と。
私たちの体は、多くの医療関係者が考えているよりももっと強く、そしてどんな病気とも闘う力を持っているのだ。
私は彼に、癌の他に今現在困っている症状はあるか聞いてみた。T氏の答えは
1)頭部にあるシャープな痛み
2)心拍数がすぐに上がってしまう
3)下痢が続いている
この3点であったので、早速セラピーに入る事にした。
初回の気エネルギーセラピーの後、頭部の痛みは大きく改善し、また2回目のセラピーの後には、心臓の状態も良くなり、下痢も止まった。
心臓の問題が出てきてからは歩く事もままならない状態だったが、2回目のセラピーの後に私と一緒に駅まで歩くと言い、T氏はついに心拍数が異常に上がる事もなく1マイル程の道のりを難なく歩く事ができた。
直接的な1時間の気エネルギーセラピーに加えて、気エネルギーが注入されたパッチの着用、そして重金属を体外に出すための取り組みが毎日行われた。
セラピーを毎日行うに従い、T氏のエネルギーのレベルもどんどん上がっていくのが確認された。
5日目に訪れた時には、T氏は自宅玄関の前を掃除していた。「元気が出てきたから掃除でもしようと思って。」と彼は言っていたが、5日前の状態を考えると明らかに体力の回復の証である。
施術は10日間の滞在中に8日間にわたって行われた。
日本から帰ってから2日後、T氏の奥さんから一通のEmailが届いた。
「昨日、CTスキャンを撮ってまいりました。癌の成長が止まっていただけでなく、腫瘍が小さくなっているのが認められました。本当に、本当に有難う御座いました」
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